Stare At

平井堅 Stare At歌詞
1.悲しいのは君だけじゃない

作詞:平井堅
作曲:平井堅

Don't Cry Baby 泣かないでよ もう
悲しいのは 君だけじゃない

週末には時を忘れて
2人だけの隠れ家探した
帰り道はただ寂しくて
また会う日の話だけをした

忘れないよう胸の奥 一本僕等の旗を掲げよう

Don't Cry Baby 愛しき人よ
ありふれてるフレーズが巡る
いつの日か優しく変わるよ
この痛みも許せない嘘も

ふとこぼれた冷たい言葉
流せぬまま 胸に貼り付いた

僕のすべてを知りたがる真っ直ぐな君がただ怖かった

Say Good-bye Baby 愛しい君よ
綺麗なまま手を振ってくれ
いつの日か思い出に変わる
時が来たら笑って会おう

忘れないよう胸の奥 一本僕等の旗を掲げよう
大事な僕等の旗を掲げよう

Don't Cry Baby 泣かないでよ もう
悲しいのは君だけじゃない
いつの日か思い出と呼べる
旗を立てて歩いてゆこう
Don't Cry Baby
Tell Me Why, Do You Cry Baby
Don't You Cry


2.ステージ

作詞:平井堅
作曲:平井堅

ランドセルの頃に 描いてた地図
ひらがなでそっと書いた
“うたをうたいたい”
夢を抱き潜る 群衆の海
光ある壇上に 昇りたかった

ごちゃ混ぜにした 言葉を編んで
笑顔の君に会いに行く

大きな声で囁くから
君だけの胸でこの想いを
受けとめて

ひたすらに追いかけ 手を伸ばすたび
見失った優しさ こぼれた涙
傷ついた心も 言葉に変える
伝えたい人が今 そこにいるから

大好きなメロディ詰め込んで
今すぐ君に会いに行こう

両手広げて囁くから
君だけの胸で 抱きとめてよ
ざわめく声が 揺れるたびに
背中を押されて この光に 照らされてる

独り静かに耳を澄ます
君の鼓動だけ聞こえてくる

胸に手を当て囁くから
君だけの胸で 受けとけてよ
大きな声で唄っている
僕だけの胸で この気持ちを 伝えたい


3.Stay With Me

作詞:Ken Hirai
作曲:Joe Rinoie

こんな夜中にごめんね 話したくて
すぐそこまで 実は来てる
電話じゃ物足りないよ 今ならほら
首都高から 星が近い

急な呼び出しも優しく 頷く その理由は
友達だから? それを越えたいから?

Ah! Stay With Me
助手席とのわずかな距離
届きそうで届かない その睫毛も口唇も
Ah! Stay With Me
汗で濡れたハンドルには
本当に伝えたいこと こぼれそうなんだ

眠れぬ夜に綴った 言葉は何故
どうでも良い話ばかり
景色は変わってゆくけど君はそこで
止まっていて 笑っていて

ふとラジオから流れる Soul Music 口ずさんで
今思い出の曲に 変わってゆく

Ah! Stay With Me
助手席とのわずかな距離
大事に温めてきた 深さがある 強さがある
Ah! Stay With Me
信号が青に変わったら
心のアクセルを踏み 全てを吐き出せ

そっと歌うように話すその声が 大好きだよ
今 夜の街 2人ですり抜けよう

Ah! Stay With Me
助手席とのわずかな距離
届きそうで届かない その睫毛も口唇も
Ah! Stay With Me
助手席との10cmを
大事に温めてきた 深さがある 強さがある
Ah! Stay With Me
口数の多い君がふと
黙り込むその瞬間 全てを吐き出せ


4.なぜだろう

作詞:平井堅
作曲:平井堅

Ah ため息をおかずにご飯を食べる
今日も食欲がない
無理矢理にお茶で流し込みたいよ この気持ちも

「恋はなんて 素晴らしい!」
どこの誰が謳い始めたんだ?
そいつのお陰で僕は 今朝もまぶたが腫れている

なぜだろう 何が悲しくて
君のことなんか好きになったんだろう
苦手な注射もマラソンも
痛みこらえ乗り越えたのに
今じゃ何の役にも立たないよ

Ah「嫌い」より残酷な言葉がある
「トモダチデイマショウ」
それでもまだ 会えなくなるよりはいい ずっといい

恋をして綺麗になる
それは多分女の子だけだろう
そいつのお陰で僕は 寝ぐせ直す余裕もない

なぜだろう 何が楽しくて
君の好きな本ばかり 見ちゃうんだろう?
電話のネタも口実も
出し尽くしたこの頃では
眠り方も忘れてしまったよ

眼に見えないものばかり いつも恐れてたけど
思い出せよ 大好きな気持ちが僕を
少しずつ変えてくれる

なぜだろう 何が悲しくて
君のことばかり考えちゃうんだろう?
苦手な化学のレポートも
頭ひねり乗り越えたのに
役に立ちやしないよ

なぜだろう 何が楽しくて
君のことなんか好きになったんだろう
頭じゃ分かっているのに
胸の奥が泣き止まない
唯一の薬は ah…君なのに


5.会いたいよ

作詞:平井堅
作曲:平井堅

遠い街へ唄っている
聴いてるのは笑顔の写真
そばで抱きしめるためには
いくつ駅を 恨めばいいの

寄り添う恋人たち ふと目にするたび
君を胸に抱いて歩いた

※今 君は何を見て 誰を思うの
会いたいよ 会えないよ
絡まってばかりの二人だよ
「遠くても そばにいる」そんな言葉は
会いたいと思う気持ちには
遠く届かないよ※

君の部屋は優しかった
外の風が痛いときほど
メッセージを繰り返して
目を閉じれば君が笑うよ

ベランダに出て星を 眺める気持ちも
離れてなきゃ分からなかった

今 君は この夜を通り過ぎるの
僕はただ 刻み込む
時計の響きと闘うよ
寂しさを紛らわす 音楽(おと)も灯(あか)りも
会いたいと思う気持ちには
とても届かないよ

(※くり返し)

「会いたいよ」
夜空に飛ばして 君に届くように


6.君がわからない

作詞:平井堅
作曲:平井堅・山下俊

視線を落としては
爪を見ながら話す
僕には判ってる
何かを隠す癖と

どこに行ってた?
何をしてた?
言えない 言えるわけない
答えは聞きたくもない

きっと君を
繋ぎ止められるはずさ
そっと知らぬ振りをして
眠れぬ夜を過ごすだけ

寝返りうつ度に
君の寝息を気にして
気遣いが窮屈に
変わってく狭い部屋

抱いたときだけ
素直になる
心も身体くらいに
分かりやすければ良いのに

きっと君は
少し揺れているだけさ
そっと眼を伏せていれば
振り子はまた戻ってくる

きっと君を
繋ぎ止められるはずさ
そっと知らぬ振りをして
眠れぬ夜を過ごすだけ

きっと君は
少し揺れているだけさ
そっと眼を伏せていれば
振り子はまた戻ってくる


7.くされ縁

作詞:平井堅
作曲:平井堅

「悲しくて遊びどころじゃないよ」
そう言って僕は受話器を置いた
フラれた後味1人じゃ辛いだけ
でもアイツにだけは泣きを見せたくない
そう言えば独り身の頃より
お互いに会わなくなったな…

思い返せばアイツの気遣いも
自分の恋の後ろに忘れてた

困ったときの友頼み どうやら くされ縁

気付けばホラ隣にいて同じことに大笑いしていたね
信頼とか親友とかそんな言葉だけに縛られたくなかった

気が合うにも 度が過ぎて
同じ女性(ひと)を 想う夜もあった
ケンカと仲直り 無限に繰り返し
嫌いか好きか…今じゃ良くわからない

困ったときの友頼み どうにも くされ縁

気付けばホラ隣にいて同じことに胸を痛めていたね
口にしては言えないけどいつも君に会えたことに感謝をしてた

気付けばホラ隣にいて同じことに大笑いしていたね
悔しいけど 君にだけは いつも飾りのない素直な僕を出せる

気付けばホラ隣にいて同じことに胸を痛めていたね
信頼とか親友とかそんな言葉だけに縛られたくなかった


8.横顔

作詞:平井堅
作曲:平井堅

少しずつ 少しずつでいい 悲しみを僕に分けてよ
震えてる遠い瞳には 去って行く人が映った

こんなにも近いのに 切なさが僕を縛り付けてる
泣きそうな笑顔の君が 少しでも楽になる言葉を探してた

脱ぎ捨てて 何もかも 繕わないで 僕の前では
いつだって そのままを 受け止めること 誓うから
今この気持ち 言葉にして 伝えたら 嘘になりそうで 恐い

真夜中に咲いたその花は 凍えてる僕を照らした
摘みとって持ち帰れるほど 簡単な恋じゃなかった

星空の帰り道「きれいね」と 無邪気にはしゃいでたね
つられて見上げたけれど 心は君の横顔だけを 見つめてた

ぐしゃぐしゃに 泣けばいい 思いをすべて 吐き出しなよ
少しだけ やせた肩 抱きしめるには はかなすぎて

もう他人には譲れないと叫んでいる 君へ伸ばした腕が

独りが苦しい夜は そばで歌ってあげる
こんな自分に驚くほど 愛しい

脱ぎ捨てよう何もかも 欲しい物なんて 一つあればいい
君という ぬくもりを 手にするために 生きている
今 どこまでも続く広い海になって 君を包んでいたい
隣にいるよ ずっと


9.泣いて笑って

作詞:平井堅
作曲:平井堅

そんな言い方はないだろう そういう意味じゃないだろう
なんでいつもこうなんだ No No

君を想えば想うほど 許せないことも増えてく
人の良さ それだけがウリなのに

いわば恋は気付けば始まる簡単なもので 理由も資格も要らず
だけど愛は努力して育てていかなきゃいけない
プライドもマンネリも乗り越えて

正直に大好きとは言えなくて 抱き寄せるだけの僕だけど
照れて怒る振りしてる 君を可愛く思うよ

たまにゃスカートも履けとか ちゃんと髭くらい剃れとか
バカなことで揉めてる 本当…

人を思いやる気持ちも 譲り合いの大切さも
小学校1年で習った

何度も何度も君を傷つける度に この両手を憎んだよ
今は優しい気持ちになれる瞬間のために
君といる そんな気がしてるんだ

僕はどちらかと言えば不器用で 君はといえば不作法で
手をつなげば夢見れる 泣いて笑ってゆこうよ

正直に大好きとは言えなくて 抱き寄せるだけの僕だけど
照れて怒る振りしてる 君を可愛く思うよ

そうさ僕はどちらかと言えば不器用で 君はといえば不作法で
手をつなげば夢見れる 泣いて笑ってゆこうよ


10.ドシャブリ

作詞:Ken Hirai
作曲:Ken Hirai

君が置いていった 言葉を何度も繰り返す
行き先を失くして さまよい続けてる胸の中

電話のベルに ふと気付く度
いつもの声が聴こえてくるようで

僕はあれから何を見ても 誰と話していても Ah
心はどしゃぶりで
悲しい顔の君を 笑顔に変えることだけが
僕のすべてなのに

嫌いなとこばかり 気になって2人離れたけど
優しいとこばかり なぜだろう今は思い出すよ

お互いの似顔絵を見せ合い
笑い転げた思い出が泣いている

ひとり風に吹かれるたびに 君の香りが消えてくよ
心は消せないまま
どんなに愛してても いつか終わりが来るなんて
わからない わかりたくもない

もしもあの言葉が言えたら あの言葉を止めたら Ah
いまでもそばにいれた?
こんなに弱くないと 自分を励ましてみても
君はもういない

あれから何を見ても 誰と話していても Ah
心はどしゃぶりで
悲しい顔の君を 笑顔に変えることだけが
僕のすべてだった


11.ゆびきり

作詞:平井堅
作曲:平井堅

傘に当たる雨の音を 2人聞いている
何気ない そして何もない そんな時間が好きだった

濡れた舗道 いつもより 少し穏やかで
幸せに寄り添う不安 かき消すように呟いた

ゆびきりしようよ 笑わずにほら
2人がこのまま 歩けるように

握りしめた傘の柄を そっと持ち変えて
抱き寄せた肩は濡れていて 何故か少し悲しくなった

2人だけの記念日が 増えてゆくたびに
アルバムに溢れるほどの 思い出たち集めよう

ゆびきりしようよ 笑わずにほら
理由など聞かずに 眼をそらさずに

通り過ぎる人たちが 視線残しても
この指が繋がるときは 雨の音も遠ざかる

ゆびきりしようよ 笑わずにほら
2人がこのまま 歩けるように

やがて雨は止んだけど 今はこのままで
傘の中 離れずいよう 君の肩が乾くまで

ゆびきりしようよ…


12.キャッチボール

作詞:平井堅
作曲:平井堅

夕暮れの坂道を 大きな背中と歩く
グローブを抜いた左手 皮革(かわ)の匂いが残る

どんなに加減しても あなたの球は速くて
逃げ腰の僕を茶化して 永遠に微笑んだ

「元気で暮らしてるか?」と
書かれた手紙 受け取る度に
独りでこらえた涙たち 止まらなくなるよ

僕の年頃にはもう あなたは家庭を築き
守るものがある強さに 僕はとてもかなわない

ごめんね この口唇(くちびる)は 嘘で誰かを傷付けるけど
いつもの優しい瞳で僕を 叱ってください

「元気で暮らしてるか?」と
書かれた手紙 越えてゆくため
今度は「元気だよ」と強く 返事を書くから